ステラというヒロインは普通の女性でも、破天荒の国王が、バイクに精子提供に、緊急時に仮装まで、いろいろやってくれて、ぶっ飛んだストーリー。
でも、橋本先生の描かれる男子はそういうワイルドさに魅力を発揮。
また、仮装パーティのヒロインもいい話題提供してくれて、ヒロインの友人も他のプリンス物なら破談間違いなしのことをやらかしてくれて、終始展開の暴走が楽しかった。
精子提供会社の創始者がお友達というのは、この手の話にはさもありなんの世間の狭さで笑えた。
これは、HQ全体が、血の存続のための、子どもの取り合いをすることへの、強力なアンチテーゼである。
そう、そんなに継承者が欲しいのなら、遺伝子だけでいいではないか、というーーー