古屋先生作品は「ライチ」と「イノンサン」を読んで「いつも美少年が掘り合って死ぬ」っていうイメージを持ってて「ジャンプに載れる古屋製品ってなんだよ。二郎ラーメンのアブラ野菜抜きか~~??」とナメてかかってたんですけど、見事に返り討ちにあいました。なんで死人が出ないのに(なぜか耽美は平然とあります)こんなに面白いのか理解できない。劇画・耽美・レトロな作風の中でギャグな顔芸全開で大真面目に突っ走って砕け散る帝一が好きすぎる。そんな志が高くて、しかし小賢しく、毎話顔芸全開で大騒ぎしていた帝一が、物語終盤で「綺麗な帝一」になっていくのを見て「成長……したんやな……」と心が親目線になります。俺の青春時代は灰色だったけど、帝一と一緒にもう一度高校に入って全速力で青春を駆け抜けた爽快感がありました。
マジですこ