ネタバレ・感想ありWの庭園のレビュー

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この空気、この陰り
2023年10月15日
昔読んで本も持ってました。最初読んだときよくわからず何度も読みました。この漫画家さんの作品はどの作品もこの陰りのある空気感が好きです。それでいてすんでいる。他にない。大好きな漫画家さん。
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思春期と家庭
2019年7月27日
年頃。
冷やかし、からかい、イヤミ、もがいて友達探して、居場所探して。嘘つかれて、全部イヤになったり。
見えなかったものが、少しずついつの間にか進む時の経過と、ふとしたきっかけとで、突然何か見える。気づく。人との当たりが変化する。自分も変わってくる。

舌足らずかもしれなくても、そんな、饒舌さの無いところが、作風にも繋がっていくから不思議。

青春二様?、二態?の望月先生流短編。
「鍵」(別の巻)の方はBL色が極薄く入り込み、こちらの作品ー前半ーは女子の同性間の感情(思春期の一時期に走る、たまに散見される現象なのか、ずっとかは不明)が描写され、彼女彼らの心は、恋愛のステージが意識されていないうちに語られる。何かある度に自分を見つめ、友のことを分析し始める。

このストーリーは評価分かれるだろう。
ただ、キャラたちの不器用さ、閉塞感、敏感さと鈍感との危うい同居など、描いているものは、あるようでなかなか無い。一見、平凡な日常なのに、当事者には平凡では決してない。

訳ありの家族問題を背後に、巻き込まれて振り幅を余儀なく大きくされた、としごろ登場人物達が、歯をくいしばって過ごすのを静かに見せつけてくる。
特異なところを繊細に捉え、ストーリーより心象の方が本当に雄弁。
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面白いです
ネタバレ
2017年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年以上前に読んだ作品でした。今読んでも新鮮で良かったです。澄緒ちゃんの変化がとても魅力的です。海のシーンはちょっと作られすぎている気もしますが、衣替えのシーンなどは思春期の隠微さが美しく感じられ大好きです。テーマに「水」があるせいか、どの場面でも透明感があります。
続編が
ネタバレ
2022年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続編があればほしい感じ
結局その先は?とか思っちゃう
でも好きだよ、話の流れは
この人の作品全部好きだよ、ずっと読んでたから
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義姉弟(同級生)もの
2019年8月17日
義理の姉弟(同級生)の話です。
望月さんの持ち味の思春期のひりひりした感じは、他の作品と比べると弱めのような気がするけれど、望月さん好きな方なら楽しめる内容だと思います。
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2019年5月17日
好きだった作家さん。青春だけどほろ苦い…でもそんなことばでは簡単に片付けられないような物語を描かれます。電子で読めて良かった。
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作家名: 望月花梨
出版社: 白泉社