ネタバレ・感想ありキスをしてもいいですかのレビュー

下の方の丁寧なレビューを参考に。この作品読みきって『イヤよイヤよも…』が、代表作？っと思わせるくらい長めの話。私にはハマリました。フェチからはじまるDKの恋愛、男の子同士の葛藤、心情が伝わってきました。最後の代表作の書き下ろしには、デレが満載で可愛かったです。

3つの短編、主人公は皆高校生で、キスを拒む年上彼氏との話と、保険医の先生との話と、同級生同士の話で、3つ目がちょっと長めのさらに3つに分かれた構成になってます。
すごく惜しい感じがしました…二つの話は女の子に置き換えてもいい話なんですが、絵がきれいで細身だけどきれいな男らしい体つきのHなシーンはなかなか色っぽいし、きゅんときたり切なくなる箇所もあります。
が、話の展開は特に何があるでもなく受が自信のなさや臆病さでぐるぐるしたあげく、攻の目の前で泣いてみたり落ち込んでみたりするだけで救われるぐらいの起伏だもので、成就後のよかったねぇ…っていう浄化に繋がらず物足りません。攻溺愛ものは大好きだけどそれとまたちょっと違うんですよね…
だいたい王道の流れ（王道大好き）なので、もう少し障害や主人公の頑張りが見られるといいなぁと思いました。
あと、元カレとの再会は突然で不自然…出てきそうだなぁとは思いましたが、友達にいきなりゲイバレするようなこと言ってどんないやがらせだ…せめて、改めて口説いてくるぐらいの障害になってほしかったー！