少コミですが内容は子供向けって感じの可愛さでした。良かったとも悪かったとも言えません。りぼんやちゃお系の雑誌だったら低年齢の子がすごくハマりそうだなと思いました。まぁ中途半端に変に下ネタ言ってたのでどうかとも思いますが。あくまで少コミなのを意識して下ネタ入れたのかもしれませんが、こんな可愛い漫画なのに下ネタ入れるなんて下品さが際立って残念でした。まぁ最初から最後までギャグノリなので、ギャグの一部ってだけなんですけどね。
表題作の生徒会は女神を～は、本当にありえないの詰まった作品でした。イケメンで頭の良い生徒会男子メンバー達がモテなくて飢えている、って所から話が始まったのですが…。きっと作者さんは、普通だとモテモテ！って設定の少女漫画が多い中、モテると思ったでしょ？モテないんだよ！！っていう斬新さを狙ったのかなと思いましたが、普通に考えてモテないわけがないので、読んでいてなんじゃそら、と冷静にツッコんでしまいました。
そしてイモっぽい女だと思ってる主人公を生徒会に招き入れ、開口一番童貞の卒業法を教えろ、と彼女作りに協力させる話に。展開に無理がありすぎる…。モテないイケメンが、モテなさそうなダサ女に彼女の作り方を聞く事なんてありえるのだろうか。そもそも生徒会の仕事してる様子が全くなく、こんなに遊んでて先生が放置してるはずないよな…とか色々と思うところがありました。
そして少し馴染んできただけで、生徒会の男子達は主人公をお姫様扱い。みんなでの女子校潜入がバレたはずなのに、女子校の人達は主人公を羨ましがってるだけで終わり。普通、女子校に潜入した変態男子達としておとがめくらってるだろうし、自分達の高校でも説教なり何らかの罰則を受けてるはず。とか、考え出すとキリがないことばかりです。こんなご都合主義の塊なところも、子供向け雑誌ならよくあることかも、と思うんですけどね。
主人公お姫様扱いや、ギャグノリ好きな人は読んでもいいかも。そして主人公はお約束の、眼鏡を取ると美少女設定です(笑)
同時収録されてた読み切りの方がまだ、切ない話が描きたかったんだなって伝わってきてよかったです。が、男の子との結末については、伏線頑張ったと仰ってましたが最初からバレバレでした。昔の絵だと、女の子が特に目の描き方とか今日恋と似てるなと感じてしまったり。
この先もっと面白い漫画を描かれる事に期待です。
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