180ページ、丸々2人の話。
一輝の卒業によって、彼の将来のお話。
社長目指すなら他社で修行、という話が出ますが、場所が。。
そしてまたか!の千春の病気。。
好きな方には良いんでしょうが、毎度この展開には少し飽きてきました。。
ただでさえキャラも言動も濃いから、いい加減クドいな~。。
他のキャラ達やシリーズを通した藤堂企業物語は面白いし、この先も気になるから全巻買いしてますが。
前半、巻を重ねるごとに深みと幅が広がり面白かったのですが、長編になって話の底の浅さも目に付くようになった気がします。
トップ企業としては絶対にありえないと思える言動、展開が、ちらほら。
それが幼く見えてしまう。
たとえファンタジーな設定だったとしても、ストーリー中の言動や展開にリアリティーが低いと、面白くなくなる。
ただこれは本作に限ったことではない。
L系長編漫画に共通する難しさに感じます。
えろ恋愛がメインだから基になるストーリーの深みが、どうしても一般の漫画よりおとる。
(一般誌の長編は、連載前に取材と構成が十分にあってスタートしてるでしょうから、当然なのですが)
短編だと気づきにくいけど、長編になってストーリーの世界に引き込まれるほど、その点に気づきやすいようです。
BLはたいていが短編だったものの長期化のせいもあるでしょう。
長編好きなので長期化の続編続刊は嬉しいのですが、もともと青年漫画や少女漫画好きなもので、つい比べちゃうのかも。
(すみません、自分の好みのないものねだりです)
本シリーズは絡み描写もキツイので、腐に染まったファンタジーBLが好きな方にはオススメです。
リアリティーが好きな方には、少し気になるかも。
追記
<1ハッピーヤロー→2美しき獣→3ヴァージンラブ→4虜になった獣→5純愛の青年→6獣は愛で→7プレイボーイ→8溺れる獣→9メンズラブ→10相方→11飢えた相方→12甘えた獣→13囚われた甘い獣→14相方の愛しかた→15獣のマーキング→16エロティックに→17獣は高潔な→・・・?>