このレビューはネタバレを含みます▼
表題作を、花ゆめに掲載されていた当時に読みました。内容は朧気に覚えていましたが、読み放題になっていたので、懐かしくなって手に取ってみました。
当時この救いの無いストーリーに全くいい印象を持てなくて、約30年経った今なら何か面白いと思える部分があるだろうかと思ったのですが、…やっぱり駄目でした。
救いが無い以前に、ツッコミ所が多くてモヤモヤします。当時も現在も特に疑問に感じたのは、処女をあんな方法で確認するのは一体何故なんでしょう???(欧州は宗教的に処女性を大事にすると思うんですがね。)根拠が、猟奇性の演出の為だけのように思えて気持ち悪いです。こんなのを少女誌に載せないでほしかった…お陰であの頃感じたこの作者への苦手意識を再認識しました。