このレビューはネタバレを含みます▼
岡崎京子さんの作品が大好きで、この作品も大好きな作品の一つです。
ある日、主人公の家族がばらばらになってしまいます。
そこで、主人公は自分のお家の鍵を変え、お家をのっとり1人(+人形1体)で生きていく決意をします。
とはいえ主人公はまだ中学生。色々な人々と関わる中で主人公の感情の揺れ動きがうかがえます。
女子中学生の主人公が、制服を着たまま喫茶店でタバコを吸う場面や、クラブでお酒を飲んだりする場面など、その頃の時代背景も映し出されているように感じます。
351ページの長編で読みごたえもあり、購入して良かったと思える一冊です。