設定は好きだったけど、傷ついているミチルを立ち直らせるための澤村の行動がちょっと苦手だった。桜を見に行くくらいで別に死にゃしないけど、荒療治って人によってはもっと致命傷になり得るし、担いでまで連れて行くのは、単純に澤村がミチルの立ち直るペースを待ってられないっていう、澤村の都合だった気がする。もっとゆっくり太陽が雪を溶かして、地面が暖かくなって一緒に雪を溶かす‥みたいなペースでも良かった気がするんだよな。もちろん澤村の少し強引なくらいがミチルを掬い上げるのには合ってたんだろうけど。モヤッたのはそのくらいで澤村の後半の決断とかは納得出来るし良いなと思いました。他の短編も全然悪くないけどどれも似たような感じで面白味には欠けるかな。ライトBLや初心者向けって感じで、作者さんの著書なら最近のものの方が好きです。