攻めがね、「これがうちの家庭料理です」と手打ち蕎麦を作るんですよ。普通なら美味しそうな蕎麦出てきて「わあ、攻めくんすごーい！」て展開だと思うんですけど、もう見た目からして不揃いな麺が出てきて「コンクリート？」とか散々な言われよう。見た目は不味そうだけど、食べたら意外とおいしいのかと思いきや、そんなことは全くなく、くっそ不味くて全員で噴飯いや噴蕎麦。蕎麦でそこまで不味いとか、なかなかないでしょ。めんつゆつければ何でも美味しい。なのに、噴くレベルの不味さ。しかも、その擬音がヤバい。『ブボス』こんな音思いつく？天才過ぎでしょ！？もうね、この『ブボス』だけでも何回思い出しても笑えるんだよね。ブボス？！ブボス？！？！？！wwwwwwwwwwwwwwwwwみたいな。そこだけで、私はもう買った元が取れた気がしてしまいましたよ。この人、本当に天才だな。
攻めが、女性にフラれるところから始まります。フラれた時に食事してたお店のシェフが受け、という設定。
攻めは本当にダメ男なんだけど、人柄がすごく良いから、よほど幸福な環境で何不自由なく不満もなく育ったんだろうな～っていうお馬鹿さんでした。
メインカプはこの二人ですが、同じシェアハウスに住むサブカプの話も結構出てきます。
サブカプは野球部の先輩後輩。後輩が先輩を追いかけて、という設定。サブカプめちゃめちゃストライクだし、最高なんですけど、私の嗜好と逆なんですよね～。もしも逆だったら、たうみ先生の信者になってた。
逆カプだけど、本当に「尊い……」てなるので、サブカプめちゃめちゃおすすめです。
メインカプはもうブボス最高だし、ブボス以外も本当に面白くて無理。
メインもサブも大きい攻め×小柄な受け、という男女カプの縮図みたいな組み合わせですが、人間味に溢れて大変愉快でした。
トリッキーな人や特殊な設定も何もなく、普通の人間の営みの中に物語があるので、人間の描き方が本当に素晴らしい。
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