このレビューはネタバレを含みます▼
非常に濃い内容でした。
読みはじめは、ただ暗い重いストーリーで終わってしまうのかな…って思いましたが、読み進むと悲しいけれど希望が見えてきます。
実話に基づくフィクションとのことですが、こんな過酷な運命を生きる女性にただただ涙です。
彼は旅立ってしまったけれど、愛生を残してくれた。
「幸せになれ、未来は光輝いている」
この言葉は主人公のこれから先の人生「未来」と、彼女自身「未来」に対する彼の言葉なのでしょうね。
「きみときみの未来は輝いているんだよ」と。
実母を除く、まわりの親族と友人たちの理解と愛情と優しさに支えられながら、未来と愛生の人生が幸多かれと願います。