丁寧な絵でメインキャラ二人の容姿が様になる。
HQ的要素の詰め合わせセットみたいにいろいろあるが散漫にならず、自然に読めた。
妹の安否判明が遅いが、１人でウロウロを冒頭で問題視されたのに、帰還して終わり、では済まない気がするが。
王位を巡って血で血を洗う争い事がある割に、平和な光景続くので、どうなったのかと思っていたら、そこで使われますか、という突然の転回部。
無理矢理な気もするが、どこかしらで終息の為に回収する必要はあった伏線な訳だから、取っておいた含みを吐き出し、更に犬もうまく使われて纏まりがあった。
舞踏会のシーンと、そのお定まりの、変身シーン、いずれも、通常ならこれこそハーレクインのコミカライズの効果を味わい、と思えるところなのに、この砂漠物の舞台がどこだっけ？、と思わずワケわからなくなった。
当初4.5 で星五つにするつもりでレビューを書き出したが。平和時でもない時に八割方余りに平和なので、若干の不思議を感じて4.4の星四つに考え直した。
妄想のコマ、露わな描写が突然で、他の表現はなかったものかとは思う。彼の脳内画像であって、状況にも不自然さなどないが、周囲の、ストーリー内のコマの配置を見ると、そのコマだけ浮いているように感じるのだ。
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