ネタバレ・感想ありおにいさまへ…【新装版】のレビュー

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ベルばらから来ました
2025年5月9日
流石に絵が美しくて全く知らない上流階級の世界が繰り広げられていました。
オスカル様によく似たれい様や薫の君が美しくて読んでいて楽しかったのですが、それぞれの人生が悲しすぎてとても重かったです。
れい様だけ母親に残されたのは多分母親が悲しまぬ様に残されたのはではないかと拝察します。蕗子様を継子扱いせずお兄さんと同じに育てた本妻の心の広さに驚きました。
出てくる男性はとても男らしく大人でハタチでこんなに成熟しているのは少し羨ましいと思いました。漫画家さんの絵が変わるのは成長しているので元の絵に戻れないのはしょうがないけどとても華麗な世界でした。
ソロリティのメンバーに多分池田理代子先生と大島弓子先生木原敏江先生に似ているメンバーが居て面白いなと思いました。
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ああ、サンジュストさま……
2024年10月14日
名門女子校、青蘭学園高等部に進学した菜々子は、華やかな上級生たちに憧れていた、そして生徒の中から特別に選抜される「ソロリティ」の存在を初めて知る。そこには華やかな表の姿に隠された嫉妬と拗れた欲望が渦巻いていた、一度は選ばれたソロリティを止めて、ソロリティ廃止の署名を集める奈々子だったが……。
この作品でサンジュストさまの名前を知り、調べた少女の頃を懐かしく思いだしました。
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華麗なる
ネタバレ
2024年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 池田理代子先生のお絵柄の華やかな時代を追って。まずなにが魅力的かってはじめから最後まで、あの輝かしさであることです。この画風で完結している作品は一冊で終わる超短編くらいしかないものですから。ベルばらの初期の幼げな感じやオル窓終盤の渋みだって味のある素敵なものだけど、こちらにはやはりときめいてしまう。ありえないと思うほど登場人物である高校の女子生徒たちは成熟し深い思考、過酷な影を背負って生きています。女子校に行けば皆、宮さまやサンジュストさま、薫の君のように気高く病的な魅力とかぎりない品をもつことができるであろうか、あるいはそんな方に出会えるであろうかと安直にも考えた少女時代の私はそうして名門女子校へ飛び入っていったのだけど、そんなはずもなく。本当に存在していたら逆に困りましょう。つまり、いつもの如く人間の人生や価値観を左右する理代子先生らしい作風であります。
美しい
2022年10月22日
個人的には理代子先生の絵柄が一番美しかった作品だと思います
ベルばら前半はまだシャープさがなくオル窓は後半から崩れていきます
その間の池田作品で一番華やかで美しいままな絵です
お話はラストがやはり悲しくて…
それでも大好きな作品でした
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モヤモヤが残る
ネタバレ
2019年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少女の頃に経験する、同性に対する憧れや心情がよく描かれています。
でもどうして愛人の子なのに宮さまだけが本家に引き取られていったのか謎が残りました。
これを読んだあと、アニメ版の宮さまがかなり精神を病んだ意地悪さでビックリです。
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大好きな作品
2016年9月4日
池田理代子の作品の中で2番目に好きな作品です。

世界観が独特で突っ込みを入れ始めるとキリがないけれど、池田理代子世界と思えば楽しめます。

この作品を見て、他の色んなマンガやアニメで選ばれた生徒だけ特別な…という下級生、お姉さまという物がここから来ていたのかと思いました。

個人的に池田理代子のイラストはこの頃のイラストが好きです。
アニメも全部観ましたが、ちょっとがっかりだった所が数点。
やはりマンガの方が面白かったです。
アニメでハマりました
2025年5月5日
YouTubeにて期間限定で全話公開されていたのを観てハマりました。

主人公の奈々子が嫉妬の対象になり、酷い目に遭わされるのですが、
嫉妬というのは人をこういう風に変えてしまうのか、私もいつかこんな目で人を憎むようになってしまうのか…
と冷静に分析してるところが、
メッセージ性があって、いま流行りのバズり目的の胸糞ザマァ系とは一線を画します。

みんなから崇められる宮様ですが、親のコネで威張ってるクソガキなんだよなあ…と思うと笑えてきますが、
そこに目を瞑ってみると楽しめます。

サンジュスト様だけが可哀想ですが、これも今なら厨二病と笑われそう。でも張り切っているからいいのです!
私もサンジュスト様ぁ❤️と黄色い声でキャーキャー言いたい笑
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懐かしい
ネタバレ
2023年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルに覚えはあったものの内容に記憶が無く、購入を迷っていました。
3卷目の黒髪の友人の絵でうっすらと読んだことがあるかも…?と思い、他の方のレビューで確信に変わり、購入を決断。
多分、読んだのは10歳になるかならないかくらい。
おマセだったとは思うけれど、10歳以上歳の離れた従姉の本棚にあったものを長期休みで遊びに行くたびに読んでいたから。(余談だけど、ベルばらとかガラかめの存在もこうして知った)

小学生だった私には高校生ってオトナ…って見えていたので現実味が無いとかいう実感もなく、大きくなったらこういう世界もあるんだ…くらいにしか思っていなかったけど、今になって思えば、御伽噺のようだ。
主要な登場人物の一人が「20歳以下に見られたことがない」という発言をしているけど、冒頭で登場する22歳の大学生も30代、下手したら40歳って言っても通用しそう。
‘70年代?って精神的にも社会的にも今よりずっと大人だったんだな…と思う。
お嬢様漫画の定番
2017年8月9日
当時の少女漫画では、今はほとんどない上流家庭のお嬢さまものがけっこう多かったような気がします。池田先生の華麗なタッチで描かれるこのお話は何度も繰り返し読みました。内容はけっこうどろどろもので、ラストは悲しすぎる展開で泣けました。シビアな内容がかえってよかったのですね。
女の園
2021年8月30日
ちょっと遠い世界と言える上流階級の華麗なる人たちの浮世離れのお話なのかと読み始めたら 結構ドロドロな部分もあったりして 独特の世界観でした。絵は流石のクオリティ。
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いかにも昔の理代子先生の作品です
2017年9月7日
無料分読んで続きが気になったので買っちゃいました。
内容はそんなに面白くなかった。
池田理代子先生の画が一番綺麗な頃の作品ですね。
今思うと…。
2015年8月31日
確か中学生の頃読んでいたいた記憶があり、同性愛的なストーリーはあの頃の私には、不思議なストーリーでした。また、この本で乳癌と言う病気がある事を知りました。池田先生の作品は私の青春の思い出です。
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