ネタバレ・感想あり円空 魂の形を求めつづけた旅人のレビュー

(5.0) 2件
(5)
2件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
円空仏12万体もの仏様
2023年12月10日
円空と言うお坊さん
円派と言う仏師集団は、鎌倉時代に衰退しましたが、円派とは関係ないのかな?お顔の穏やかさが、円派の仏像を彷彿とさせるけど気のせいかな?
円空仏は、大小様々。大きな木の木っ端等でも作られているので、打ち捨てられると土に帰ってしまう。
あなたのお家にお守りとして伝わってるかも?
現存する円空仏は、庶民の信仰によって守られた慈悲による奇跡です。
一木造で作られる仏像の多くは、山岳信仰の大木に宿る神木から作られました。平安時代に大流行しました。
切り倒され尽くした大木。鎌倉時代には、寄木作りと言う木を無駄にしない仏像作りが主流、その技術は、最高峰へと極められます。乾漆で肉厚にしたり。
江戸時代を生きた円空。飢饉の中、退廃していく庶民に語り掛ける。愚像崇拝の力をご覧下さい
いいね
0件
里中先生、やっぱり素晴らしい。
2019年11月6日
ヒトは一人ひとりが神の化身なのだ、と、どこかで読みましたが、まさに円空、その人でした。
人間の肉体を持ったが為に苦しみがつきまといますが、生涯かけて煩悩と戦いながら誠の仏となられました。私自身は宗教や仏教に特に興味はありませんが、それでも彼の厳しい生き方には圧倒されます。この方の100分の1、1000分の1も生きていない自分が恥ずかしくなると同時に彼を題材にした天才、里中先生も尊敬いたします。
レビューをシェアしよう!