レビュー数の少なさに驚きですが、私自身も読むか迷った作品でした。でもフォロアー様の「萌えで死にそう」なレビューに後押ししてもらって、GO!!
中世を舞台にした巡礼者と騎士の物語で、自分的に合うのか疑問でしたが、読んで良かったと思います。
ダニエルは何を思い巡礼するのか、とても興味深い。何を秘めて懺悔するのか。
戦う騎士レオと持つ目的が違いながら、醸し出す孤独に惹かれ合うのが、これまたいいし、離れがたい感情がキュイ~んと来る。
昭和な香りがするくさいセリフも、なんだかハートをくすぐる西田作品です。
男のね、涙もね、素敵。
西田作品のお家芸「見つめあった二人が目で会話する」は、やっぱり素敵。目は口ほどに物を言うとはこの事ですね。何をいわんや。二人にしかわからない心の奥底にある熱い想い。これだけで、ジーンと胸いっぱいになりました。
物語が素敵な事はもちろん、フォロアー様の熱いレビューも楽しませて頂きました。ありがとうございました。
同時収録はリーマン上司と部下の非常時の恋。出張とか島に流れつくとかお好きな設定です(笑)こちらも面白くて、最後の「男ってずるいよな」が深いです。