大学職員 千鳥×大学生 二条cpのお話。あ~、この1話、2話は是非とも読み返して欲しいですね。分かった上でリピートすると、千鳥の全ての行動に所作に視線に意味があり、表情から策士の部分と素の部分が読み取れてフフッとなったり怖っとなったりします。P.8の髪を耳に掛けて涼しい顔の千鳥さん、貴方って人は… ですよ!自分が眼中に居ないならリスクを犯してでも存在を刻み込む捨て身の作戦で強烈にインプット。あとはトラップを仕掛け追い込み、時を逃さず捕食する。そう、バリバリと喰らうのみなのです。最後の千鳥のあの一言あの表情… 遊びか本気かは分からないけれど、あれをかわいいと思う二条はもうとっくに喰われていますね💕 3話では一転して え?一途だったんだ… 千鳥の恋心が見られて印象がガラッと変わりました。ひねくれちゃった原因の辛い過去、それが二条との出会いに繋がっていたのかぁ… 電話の声が嬉しかったり、嫉妬して感情的になったり、自分の変化に戸惑いつつも二条への気持ちが溢れてます。最後、顔は見えないけれど「来年の約束」にP.78~9の「確認」が取れて密かに胸キュンしているんじゃないかと思いました。描き下ろしの「完食」では甘々な2人が。千鳥が本気モードを出してきたら、どっちが抱いてるんだか分からんぞ~😍 表紙とタイトルから受ける印象とは違いサラ~っと読めてしまいましたが、何度も読み返すうちにジワジワくる作品でした。ただ、千鳥が妙に色気のある人物だとしても、ノンケの二条が急に「かわいい」と思ったり、オカズにしたりするのか疑問でした。あと「蛇喰い鳥」と言うタイトルからは「毒蛇をも捕食してしまう鳥の不気味さ 獰猛さ」を連想しますが、普通の年下の大学生を喰らう内容とは解離があり違和感がありました。ヤクザや自分より強いクセ者を頭からバリバリ喰らうストーリーなら分かりますが、二条が余りにも普通過ぎて落とし甲斐が無いと言うか肩透かしというか… 蛇を喰らう千鳥が見たかったです。その他、「噂のふたり」「続編 噂の…」高校生cpのお話が入っています。目立つ2人は何かと噂の的で、学校中がパパラッチ状態。ならば噂を本当にしちゃおっか、なお話です。9年前の初コミックとの事で、色々これからだなって感じる作品でした。出来れば表題作のみでじっくり読みたかったです。