とにかく、飯田先生の絵が大好きです。
絵だけでも、買う価値あります。
この作品については、キャラはナウシカ、勇者が王様から逃げて旅するストーリーはバサラ、等、他の作品を彷彿とさせるところはあります。でも、魔法の存在、精霊と人間の世界のバランス、とか古代メソポタミア?(イスラム?)の宗教観、性と個人の尊厳など、飯田先生ならではの世界観が絶妙にミックスされてて、読み応え十分です。
少年ラズリが、勇者としての運命に戸惑いつつも、持ち前の勇気と優しさ賢さで成長していく様がいじらしく、暗い気分にはならずに読めるのが良いです。