ネタバレ・感想あり母の曠野のレビュー

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家族や故郷の大切さ
2025年9月28日
読んで思わず「人生ってすごいな…」ってなる一冊です
石川サブロウ&江沢光&久保田千太郎のタッグが描くのは、40年ぶりに母と再会するサラリーマン・光一の物語
戦争で離れ離れになり、中国で生き抜いた母・きみとの再会は、笑える話でも泣ける話でもなく、どこかじんわりと心に響く

母きみ、中国での長い暮らしの中で日本のことを思いながらも、現地で家族を作り、生き抜いていたって…これ、もう人生ドラマの王道ですよね
光一の葛藤もまたいい
責任感強めのパパとしての顔と、母への遠慮と戸惑いの入り混じった表情が、読んでいて「わかるわかる!」と共感してしまいます

なんと言っても、この作品の面白いところは、重いテーマ(戦争とか文化の違いとか)を扱いつつ、読みやすくサラッと進むところ
エピソードごとに心に残るシーンがあって、読み終わった後、思わず深呼吸してしまう

ああ、家族って、故郷って、やっぱり大事だな…って思わせてくれる漫画です
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