タイトルのまま。
理不尽な被害にあった被害者本人や家族等からの依頼を、表は古本屋店主と居候のパートナーが復讐代行して行く話。
依頼に繋がる事件のケースが現実に社会問題になったような内容と酷似しており、それらの実際の事件の罰が軽いようにも思える事もあるためか、復讐を代行するその姿が痛快爽快(時に残酷)に描かれている。
「いやいや、そんな証拠残したら足が付くでしょ?」とも思うのだが、あまり細かい事は気にしないでダークヒーローが悪を倒す物語として、後に続く『外道の歌』と併せて、何度も読み返している。巻(話)数も丁度良いし。しかし、5巻で次のシリーズに移行するには中途半端なストーリー展開だったような。大人の事情?