最初はなんのこっちゃか話についていけませんでしたが、読んでいるうちに気付いたら世界観に引っ張り込まれていました。
主人公の弟が死んだという話から始まり、その死亡した学園で死の真相を探るうちに次々と明るみになる事実に息つく暇もありません。一応掲載雑誌は少女漫画だったのでしょうか？恋愛要素もBL要素もなく、戦争・ミステリー・サスペンス・友情といったジャンルの浮かんでくる作品でした。
3巻完結なので読みやすいと思います。恋愛抜きに面白い話が好きなら是非オススメします。絵が好みならなおハマれると思います。
でも、正直3巻目で終わるとは思っていませんでした。2巻で各キャラ紹介があったものの、それぞれ存在感を発揮することもなく駆け足で終わったような印象でした。でもラストへ向ける怒涛の展開が面白かったので、不満よりも圧倒的に満足感が勝っています。
しかし欲を言うならば、もう少し丁寧に描いて5巻くらいは続けてほしかったです。とある人物を突き止めるまでのドキドキ感はもっと引き延ばしてほしかった。あと、やはり駆け足すぎて、この人はどーゆーことだったわけ？と思ってしまう説明不足も目立ちました。登場人物はかなり多かったので、それを活かしてほしかったです。そこらへんは残念。
でもキャラもストーリーも良かったので読んでよかったです。またこの作者さんの漫画が読みたいと思いました。
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