素敵な王様ヒーローサンドロと 珍しく 媚び媚びしないヒロインリアーナに興味を持って読み始めたけれど、国政そっちのけで 父親の傲慢に振り回されている兄弟の話に、興味が失せました。リアーナの事情に同情はするけれど、子供だったのです、本来なら使用人が傍についているものでしょう?ナニーはいなかったの?と ツッコミたくなります。妹を亡くした悲しみや、責任に苛まれるのはわかるけれど、その後の両親との確執などは描かれておらず、氷 の理由としては難アリかも。シリーズもの なのか?!と感じさせる弟夫婦が登場するが それも中途半端で、退位の話も呆気ない感じは否めない。苦悩が薄いのだ。ただ、HQのなかでは、一方的に別れを切り出すヒーローに対し、耐えて咽び泣くヒロインが多い中、「5分も待ってくれなかった」と反撃してくるリアーナに驚き、エンディングだけは気に入った。