キチンと段階を踏んだ進展が気持ちの良い物語ですが、最初だけはいただけません。生死にかかわる恐怖を体験してきたはずのマーシーなのに、牛を回避して事故を起こし家に飛んで帰ってきて恐怖の回顧を夢に見てうなされたところに知らない男が立っている。いろいろ説明はしているが、「この男は怖くない」というセリフはよろしくない。いきなり家というテリトリーに踏み込んできた恐怖が無しになっているのは原作に忠実なのだろうか?それさえ無ければ、彼女に優しく寄り添うジョンの男前にトキメキとウットリを楽しめる作品です。「何かを頑張りすぎるくらいに頑張ってきちゃった」マーシーに寄り添い信頼関係を築くだけでなく、異性として意識されるように頑張っちゃうジョンが素敵で且つ、その祖父も紳士でカッコよくてビバHQ!!