仕事、恋愛、結婚に揺れ動くアラサーの気持ちを描いています。実際にこの年齢になってみないと理解出来ない感情が沢山描かれていて、友達同士で話しているような感覚になります。人生の中の一つの選択なので、模範の答えがある訳じゃなく、ヤキモキ、モヤモヤしたまま読み続けなければならないというところも現実味があります。
朱里は生田さんと一度は別れを選んだけど、やっぱり惹かれ合ってしまう恋愛が素敵です。完璧な生田さんより、再会後の理性が利かないという生田さんの方が人間味があって良かったです。
友達の咲花は、長く付き合った彼氏と別れてしまったけど、同じ会社の佐伯さんにモーレツアタックされ、元彼と正反対の性格の佐伯さんのペースでどんどん結婚に近づいていき、幸せすぎて不安になってしまう…そんな恋愛も素敵です。
いっぱい悩んで選択していくしかない!のだけど、ストーリーは徒然なるままという感じもあり、途中でちょっと飽きてしまいました。