このセンパイっていうのが、最初の方は やりチンキャラで チャラくって、だけど、見た目は ドストライクで。ヒロインは健気でピュアな女子高生です。お話がいいな、と思いました。ヒロインが、このセンパイを好きなってしまってから やりチンだったわけですから、当て馬女がでてくるわけです。手ごわいのが前半でまず一人、そして 後で 一人。まぁでも健気でエネルギーのある女子高生なので、好きな気持ちを全力でセンパイに 注ぎます。もう そこが 時には 健気で 時には 切なくって、キューンです。そのうち、センパイも、彼女の気持ちに 正面から接してくれるようになります。こんな可愛い彼女いないよ、センパイ、大事にしないと、あかんよって 何度思ったことか。センパイの気持ちも 彼女の気持ちに だんだん 追いついていくわけですよ、だんだん。距離が縮まって、そのうち、彼女のほうが 有利になるんですが。青春だなぁって思いました。ただ、私も こんなセンパイは好きになりたくありませんね。面倒ですから。青春なんて 短いのに こんなシンドイ恋はしたくない、と思いつつ、彼女を応援しました。そして、彼女のことをいいな、と思っている同級生もいて(当然、だって、ほんとに可愛くていい子なんだもの)その彼が センパイを煽るわけですよ。そこも 見どころですね。彼は、一度 玉砕するけれど、大丈夫、ちゃんと 彼をみてくれてる誰かもいるわけだから。とにかく、最後の〆もうまかったと思います。高校生の恋愛作品だと 大好きな作品の一つです。