親愛なるA嬢へのミステリー
」のレビュー

親愛なるA嬢へのミステリー

モリエサトシ

ミステリーの様な雰囲気を持つマンガです

ネタバレ
2018年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少しレトロな印象を受ける、昭和初期のような雰囲気のあるマンガです。
主人公の本の虫の少女が、元小説家の親戚の家にお手伝いに行くところから始まります。
少し、怪奇な雰囲気も漂いますが、綾乃ちゃんのおかげでのめり込み過ぎずに、現実的に楽しめる話になっています。
物語自体は、そこまで推理小説のように複雑に描かれていないので、難しくなり過ぎてないから、読みやすいと思います(^ ^)
内容を端的に言ってしまうと、
『偏執狂の読者にマニアックに執着されて、事件を起こされる物書きと、それを現実に引き戻す少女』
といった感じです。
印象的なマンガを描く人は、文章が韻を踏んでいるようにリズムがあって美しいとおもうのですが、この作者さんも、そういう雰囲気のある文章でした。
メインにあるのが、物語をとりまく人々なので、最後もあえて、結論をハッキリさせずに終わってる感じにしてますが、まあどう見ても両想いで綾乃ちゃんの焦らしがどこまで続くのかなって思いました(笑)
どーせなら、綾乃ちゃんがパートナーとして寄り添って二人三脚で物語を描いていくあたりで終わって欲しかったかなーと思いますが、それも読者の勝手な希望ですね(笑)
できれば、続編お願いシマスm(_ _)m
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