百と卍
」のレビュー

百と卍

紗久楽さわ

出会うべくして出会った二人。

ネタバレ
2018年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと、気になる作品でしたが、購入を躊躇う作品でした。
今回2巻が出たこと、キャンペーンに後押しされ購入。

時代背景、独特な言い回し、正直、読み慣れるまで、何度も読み返しました。でも、結局、独特ではあるけど、普通に想い合う二人の姿が描かれた作品でした。

陰間の年季明けに出会った百と卍兄。
1巻では、百の陰間時代、実兄との辛い過去が描かれてます。そんな百の過去さえも許さないと言う程、百を想う卍兄に出会えたことで、百は過去を忘れることができたんだろう事が伺える。

2巻では、そんな百を、こよなく愛す卍兄の過去に触れられていました。1巻の段階で、予想された展開でしたが、卍兄も百と出会えたことで、どうしようもない想い、過去から決別し、救われていたんだと…。そして、捨てようとした感情も呼び起こされたと…。しかし、2巻での百は、卍兄の言う通り《恋をして強くなる男》でした😄

ホント、お互いがお互いの存在で救われ、愛のある二人。
まだ続きがあるようで、お互いの過去がクリアになった今(百の過去は半透明なのかな)更に、どんな展開が待っているのか、続きが楽しみです😊
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