エロですなぁ。

舞台は芸能界。ノンケで若干高飛車なベテラン若手俳優がいつの間にやら才能豊かな後輩(攻め)の好き好き攻撃に参ってしまい、受けの味を占めてしまう…というストーリー。

まあ王道ちゃあ王道です。
がしかし、王道だからこそ一味違うものが必要なんですが、この作家さんはこの辺りの表現や描写がとても巧みで読み手をグイグイ引き込ませてくれます。

エロも淡白ではなく、濃厚過ぎない感じで読みやすいです。構成は王道パターンだけど人物描写が上手いので読み応えがあります。

ただ、ストーリーは面白いにも関わらず印象薄めなので、他の作家さんの濃い作品などを読んだ後では物足りないかもしれません。
視点を変えると別の作家さんの濃い作品の後の口直しに丁度良いと思います。
それぐらいカジュアルに読める作品だなと思いました。