あなたがしてくれなくても
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あなたがしてくれなくても

ハルノ晴

性差がリアル

ネタバレ
2018年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ この話の旦那さん(愛でsexするわけではない男性の代表みたいな人)、こういう人は女性=征服する存在なんで、完全に自分に気を許した(だらしないところまで見せた)と感じた段階でもう女性として見れない。あるとしたら所有欲で、取られそうになるとヤルんじゃないかな。女として見られたいなら、完全な所有感を無くすため、スッピン見せず、だらしない所も見せず、まして本音なんか絶対に言わない関係になって初めて、未征服=女性として見続けてくれると思う。家族になるか、女であり続けるか、両立するには相当神経をすり減らす日常になりそう(実行してる人はスーパーウーマン凄いです)。逆に女性(征服相手)から家族(お互いが気を許した相手)に昇格したとして捉えれば簡単には手離さない大事な存在として暮らしていけるんだろうけど、女性の性欲が愛情の確認行動である限りしんどい相手だと思う(この夫婦の性欲が真逆だから)。主人公女性には幸せな選択をして欲しいです(全て見せても性欲湧く男性は希少とは思いますが)。
仕事に家庭に美貌の維持にと今時の女性に求められるモノのハードルを考えると切なくなります。
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