偽りの彼方に
」のレビュー

偽りの彼方に

ダイアナ・ハミルトン/森素子

原作の題名は 「便利な妻」 です。

ネタバレ
2018年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作の題名通り ヒーローのアルドは 「きちっと」 妻であるヒロインのキャタリーナを 便利に 扱っています。 私には「二人の美女(もう一人はアルドの秘書、アイオランダ)を天秤に掛けているボクチン」的な優越感が 感じ取れてしまいます(怒)
邦題の「偽りの彼方に」、上手く意訳していると思います。ただ 偽りの彼方にあるのは 愛 ではなく 自己陶酔とモラハラ だと感じます♦ 最後で アルドは自分の言動について 自らの態度を棚に上げて(「きみは恥ずかしくないのか?」とキャタリーナに言います) アレコレ言い訳をします。この言い訳も 自分の非を認めず 上手にすり替えています。徹頭徹尾、優越感が抜けないヒーロー、 物語とはいえ 無性に腹が立ちます💢 惚れた弱味とはいっても、よく結婚生活を続けていくなぁ と感心します💢←←お伽噺に腹を立てても仕方ないですね😩 私なら 流産して2ヶ月放置され やっと別荘に現れたと思ったら 女性秘書のアイオランダを伴っていたら その時点で爆発しますね💣💣
又 話の筋立てが 最初と最後で微妙?に合っておらず 合点がいかないのも 残念です😌
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