久しぶりにBLでキュンを感じた。

騙されたと思って一度読んで欲しい。胸キュンをお届け出来る！

高校１年生の佐野(攻)は彼女欲しい！運動大好き！可愛い子大好き！の健全ノンケのチェリー男子。友達の岡田に連れられ大学の文化祭に訪れて目にした光景は、絶賛思春期真っ只中の佐野にとって“大学生”という存在がとても大人に見えて憧れを抱く。(佐野には“大学生=大人=モテる”に見えている模様。)
そこで大学1年の藤田(受)と出会い、彼のモテ男ぶりに酷く刺激され藤田をモテの師匠と崇める。
ある日曜日、草野球の帰りの街中で佐野が師匠と崇めて止まない藤田が号泣しているのを発見。話を訊くと藤田は堂々とゲイである事をカムアウト。つい先程長年付き合った彼氏から振られたばかりだという。ゲイという未知の存在にも驚くが、こんなにイケメンでクールで大人だと思っていた師匠の藤田が恋人に振られて子供のように泣く姿にも驚く。
藤田宅で酒盛りに付き合っていると佐野がチェリーだと知った藤田はモテる男の第一歩として自分(藤田)で脱チェリーをしないかと持ちかける。そして、成り行きでセ◯レの関係を続ける事になったが、藤田と会うたびに佐野の心に憧れではない何かが芽生え始める。
また、藤田にも心境の変化が現れ始める。

【独断と偏見評：1(糞)〜10(超絶良)】
①作画→ 3
バランスが悪い。攻は絵柄の雑さを感じるが受はキレイ系に描かれてちゃんとイケメンに見える。そして服装が現代風にシャレオツ。
②構図･ｺﾏ割→ 5
見やすい。背景の書き込みが少ないがそれが気にならないぐらいキャラに動きがある。無駄が一切ない。
③設定(世界観･ｷｬﾗ)/構成(粗筋)→ 8
平々凡々だがキャラ立ちしており、設定がブレない。
④展開→ 9
正にBLファンタジーそのものだが、キュン度が高く許せてしまう。
胸キュンなのに御都合主義展開にならない絶妙な塩梅が素晴らしい。
⑤演出/描写→ 10
シンプルなのにキャラ立ち半端なく心理描写が丁寧。本当に無駄がない。キャラの気持ちの揺れ動きに沿った言動がとても自然で言わずもがな的表現がすごく上手い。
⑥エロ→ 6
ハードでも濃くもないが描写回数が丁度良い。