繊細な音や色も感じられる作品





2018年6月1日
「転じて恋と生き」から作者さまを知りこちらも続けて購入。いいです、好きです。 4つの短いお話から成っています。特に最後の稲穂・・・・叙情詩にかさねて綴られたものがたりをおもわせる趣のある作品でした。表題作「半壊の花」のお葬式という印象の強いシーンから始まります。間の二作はさらっと過ぎましたが、「稲穂に帰る道、つづく道」では、切ない恋心、悔恨の情、そして驚きと喜びと淡い幸せと・・読後もしばらく感情の余韻が残りました。各話にその後のお話が2~4頁あります。 作者さまが一生懸命手を動かして描れたとあとがきにありました。好きです。やはり味のある。どうかそのまま 「転じて恋と生き」「半壊の花」につづく作品を楽しみにしています。
初版発行2016年/全196頁(約60頁「半壊の花」 前後編+約30頁「扉の向こうの凪いだ海」+約27頁「嘘つきたちの食卓」+約60頁「稲穂に帰る道&稲穂につづく道」+2頁「半壊の花その後」3頁「扉の向こうの凪いだ海その後」2頁「嘘つきたちの食卓その後」4頁「稲穂につづく道その後」+1頁あとがき+1頁応援書店限定漫画)
初版発行2016年/全196頁(約60頁「半壊の花」 前後編+約30頁「扉の向こうの凪いだ海」+約27頁「嘘つきたちの食卓」+約60頁「稲穂に帰る道&稲穂につづく道」+2頁「半壊の花その後」3頁「扉の向こうの凪いだ海その後」2頁「嘘つきたちの食卓その後」4頁「稲穂につづく道その後」+1頁あとがき+1頁応援書店限定漫画)

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