貴公子と壁の花
」のレビュー

貴公子と壁の花

リン・ストーン/相野みちる

ドキドキとワクワク…思わず一気読み

2018年6月28日
ヒロインのグレイスは利発で行動力のある女性です。
にも関わらず、両親を失い婚約者を失うと、親戚の庇護のもとで生きるしかないとは。貴族社会がいかに男性優位社会で閉ざされた社会であるかを思わせます。
そんななか、グレイスの行動は痛快とも言えどんどん引き込まれずにはいませんでした。
良くも悪くも保守的なケインが、思惑とは違うと気付いてからもグレイスに惹かれて行く様子は、王道のロマンス小説だなと。
また、サスペンス要素も適度にあって、いい感じに恋人たちを煽っています。危機がなくては恋は盛り上がりませんから。
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