キミに小さな嘘ひとつ
」のレビュー

キミに小さな嘘ひとつ

吉岡李々子

心理描写が雑。

ネタバレ
2018年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ しょっぱなからものすごい重いテーマを突きつけられて、消化しきれないまま、でも気になって最後まで読みました。
なんというか、心理描写が雑ですよね。
絵キレイなのにもったいない。
ところどころ、ストーリーの伏線を張ってるようで、またそれも生かせれてない。
4年間みんながそれぞれ感じてきた責任や後悔というのは理解できましたが、里見くんの心理のみちょっとよく分かりませんでした。
純粋にCDのジャケットの女の子である千星に恋をした?
明星を救えなかった責任から、顔の似ている千星と一緒にいることで、救えた気になって自分を楽にさせていた?
なぜCDの中に明星の写真をしのばせていた?
...明星のことが好きだったの?
でも、別れ話のとき自分には千星が必要だと言う。
混乱します。
もう少し描写が丁寧であれば、登場人物のこまやかな気持ちの動きなどが伝わってくると思うのに。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!