親愛なるA嬢へのミステリー
」のレビュー

親愛なるA嬢へのミステリー

モリエサトシ

最高……

ネタバレ
2018年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 琴線に触れたとしか言いようがない。何度も繰り返し読んでは、3巻で終わってしまうことが寂しい…。
探偵の目線になった読者が謎解きわ追体験するタイプのミステリーではないので、金田一やコナンタイプのミステリー好きには物足りないかも。
夏目漱石しかり、芥川龍之介しかり、日本の古き良き文学的が好きな人の方が楽しめるはず。
作家と作品を一緒に見ないとか、作家が自分の作品以外を読んでる時はただの読者であるとか、本好きじゃないと中々出てこない言葉にぐっときました。
ストーリーの主軸はミステリーではなく、本好きの主人公が本を書くことで人を死なせてしまうと思っている作家の孤独を癒す話です。
ロリコンが生理的に無理な人は無理でしょうが、子どもの無垢な部分が無条件に人を癒すことがありますよね、ヒロインはそれです。子どもなら誰でも良かったわけでもないので、そこは本編にて感じて欲しい。
とにかく好き。
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