高嶺と花
」のレビュー

高嶺と花

師走ゆき

最高過ぎます。

ネタバレ
2018年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハイスペック(金持ち/社長や専務等/イケメン)の男に啖呵切って気に入られる女主人公というのはよくある設定ですが、これはその後の展開が独特で面白いです。お姉さんが美人で妹の花は普通というのもよくある展開ながら、花のキャラがあまりない感じで、いじけてないし、しっかりしてるし、大事なときの決断力や思いやりの気持ちがすごく好感持てます。ちなみに6巻あたりからの展開が、「大逆転」という80年代の映画(ダン・エイクロイドとエディー・マーフィーが出てる)を思い出した。マーフィーにあたるキャラは出てこないし、あそこまで無茶苦茶ではないが…。好きだということを認めたくなかった花が、落ちぶれた高嶺に完全に落とされてしまうのが可愛かったし、ときめいた(笑)!ギャグばかりで面白い漫画なのだけど時々キュンとさせてくるので本当に秀逸。おかもん、ルチアーノや霧ケ崎さんなど周りの人も皆素敵な人たちだし、お姉さんはちょっと微妙なところもあるけど、でもまあ基本的には嫌な人ではないし、ご両親も素晴らしい人々だし、花と高嶺のお互いを思い合う強い気持ちが本当に素敵で、何度も読み返したくなる作品です。でもなんと言っても、作者さんのギャグセンスが秀逸で毎話毎話笑わせてくれる。長いけどいつまでも飽きずに読めるし、完結してしまって悲しいくらいです。ラストの結婚式まで最高に笑えました。
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