凍える熱情
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凍える熱情

秋山花緒

好きと憎さは紙一重??

ネタバレ
2018年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読む人にもよると思いますが、トラウマや軟禁のワードから、もっとドロドロした執着系の話かと思いきや、個人的にはそこまで重くは感じなかったです。
相手の存在が大きくなればなるほど、相手に関すること全てが、些細なことでも特別に感じる。そこから自分との違いを見てしまい、その現実にショックを受ける。好きだからこそ、愛しいからこそ、憎さも増してしまうんでしょうね。それを相手にぶつけても意味がないことなんて分かってるけど、恐怖に染まる瞳でさえも、自分に向けられてるなら…ってことでしょうか。兎に角、トラウマに立ち向かい、新たな関係が始まった玄沢と百瀬の今後の幸せを祈るばかりです🙂

あと、玄沢の従兄弟である弦が何かしら絡んでくるのかな〜と思ったけど、ただ玄沢と百瀬カップル(特に玄沢)に巻き込まれをくわされるという、単に可哀想な立場でした。きっとこれからも、彼は苦労し続けることでしょう…😑←巻末参照
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