被写界深度
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被写界深度

苑生

嘘ばっかりついてないで…

ネタバレ
2018年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の早川は、いつだってみんなと楽しく向き合っていたかった。そんな願いは、彼の溢れて止まぬ音楽の才能が仇となり打ち砕かれます。全てを捨てた中で出会ってしまった彼。初めての恋に突き動かされる熱情と忘れる事の出来ない音楽への衝動。彼にさえも受け入れてもらえないのならば、心を閉じて終わらせた方が楽なんだ…よね。
上下巻を通して2人の偶然は必然となり、より一層深くなっていきます。長くて短いショートフィルムを観ているような感覚でした。
読み応えバッチリですよ!
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