イチケイのカラス
」のレビュー

イチケイのカラス

浅見理都

裁判官および裁判漫画の新機軸

ネタバレ
2018年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 裁判官が主役の漫画といえば「家栽の人」が有名でしょうが、本作は裁判所刑事部の裁判官が主人公です。典型的エリートの若手、しかし配属された刑事部の先輩裁判官2人はどちらも一癖ありそうな気配。個人的には2巻に入るエピソードが大好きです。おそらくずっと勉強ができて社会から逸脱することなど考えたことのない若手の坂間の成長が今後のキーのひとつでしょう。個性が強すぎる先輩裁判官の入間が坂間にかけた「カラスであれ」の言葉が今後どう響くのか。裁判官以外にも個性豊かな人物たちが頑張っています。続刊が楽しみです。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!