黄金の川岸~坂の上の魔法使い3~【電子限定版】
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黄金の川岸~坂の上の魔法使い3~【電子限定版】

明治カナ子

これはBLではない‼

ネタバレ
2018年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全3巻通して描かれる、主従愛、師弟愛、親子愛が描かれた壮大なファンタジーストーリー。

1巻は、壮大なストーリーのほんの序章。
2巻は、魔法使いリー様の主である、カヌロス王とリー様の関係性が描かれ、そして、この最終巻❗

王。リー様。リー様の元使役リリド。
三人の思惑が絡まっての展開に引き込まれた😩
シリアスで緊張感溢れる中で、ラベルの無邪気さに心が和む。

彼の地でのカヌロス王とラベルの対面、対話シーンでは、子を思う親の心を感じ…。リー様と王との再会のシーンでは、それぞれの想いを胸に、それぞれの還る場所へと戻る様に、切なくも感動を覚えました。

そして、一番印象的だったのは、ラベルを守る為、魔力回復の為のリー様の行動。ラベルを守りたい一心での生への執着は、ただただ圧巻で鳥肌がたちました😩

そして、描かれる40年後の成長したラベル。
亡き王と同じ志を持ち勤めに励むラベルと、坂の上で、リー様と二人静かに過ごす姿に、微笑ましく幸せな気分で読み終えました😊

あからさまなBLではなく、精神的BL感が尊い😄近く発売されるらしい⁉続編で、どのような展開が描かれているのか、今から、とても楽しみです😊
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