このレビューはネタバレを含みます▼
ずーっと辛かったので、最後に幸せになってくれて心の底からホッとした。
日帆を好きにはなれないけれど、最初に彼女を受け入れたのは楡と岬。それに日帆がいなくても楡はいつまでも岬を選べなかったはず。だから絶対に必要な遠回りだったんだと思う。
怪我をしたのは日帆のせいではないし、日帆と付き合うことで日帆の叔父夫婦と過ごせた日々は楡にとって幸せだったと思う。岬の側にもずっと飯島弟が寄り添っていた。
楡には、自分の親に対する恨みを自分が引き受けなくていいんだ、とわかることが何より必要だった。日帆には飯島兄がいたことがわかり、飯島兄に許されたことで救われたんだと思う。
ただ、岬が離れて自分が真っ暗闇に取り残されたことでようやく岬を追いかけたのに上からなのには、オイオイ、と思ったけどね。
あと、レバサンを通して岬の本心が漏れてたこととママさんが楡をちゃんと呼ばないのは楡のせいで岬が苦しんでるのを気がついてるからなのが素敵だった。
でも、結局、飯島兄弟がどれだけ素晴らしいか、という話だったとも思うけど。ほんと、飯島兄弟最高!!!