このレビューはネタバレを含みます▼
さちみ先生の描くHQは綺麗だけでなく面白さもあります。私はそこが好きです。今作も最後の子沢山シーンは笑いました。無邪気だけど微妙に毒っぽい子供の科白と脇役のこれまた微妙な目の絵は(笑)です。それと邦題の違和感というのには大賛成。「壁の花」というのは舞踏会で誘ってくれる人がおらず、という意味でしょう。ヒロインは令嬢じゃなく使用人でもともと誘われる存在ではないのだから、壁際に立っていても「壁の花」という比喩には当て嵌まらない。メイドが立っていても「壁の花」とは言わないよね。これからはさちみ先生に邦題も考えて貰うといいのでは?