億万長者の無垢な薔薇
」のレビュー

億万長者の無垢な薔薇

メイシー・イエーツ/折原みと

ないない

2018年9月6日
なんだこのハッピーエンド。
過去に妻子を亡くしたヒーローが契約結婚でヒロインと結婚する。
ヒロインは純粋にヒーローを愛してきたけど、ヒーローは過去の出来事から愛することに臆病になり、ヒロインとは関係を持たず他の色んな女と関係を持つ。
ヒーロー事故で記憶喪失になり、ヒーローを看病するなかで離婚を決意していたヒロインはやり直そうと決めるが、ヒーローと愛人の間に子供がいることが発覚。
パーティーの時ヒーローの記憶が戻り、ヒロインを愛したことはないと痛烈な言葉を浴びせる。
ラスト、出ていったヒロインを追いかけハッピーエンド。
いやーないやろ。やり直すとか無理やろ。
本当はヒロインに恋してたけど、過去の辛い経験から愛するのは怖い。どうしようもない気持ちを他の女とベッドを共にする事で紛らわしてたってどんな言い訳よ。しかも、不貞の末出来た子供を何故ヒロインが引き受けなあかんねん。
こいつのしてることは、過去の辛い出来事を引き合いにだして、自分のゲス行動を正当化してるだけ。
いやもうふざけんなって。
ラストべらべらべらべら弁明するけど、え、だから何?って感じ。
ヒロインもこいつの何を見てるの?どこを愛してるの?私から見れば愛せる要素なんて皆無やねんけど。
過去の出来事がこいつを酷い男にしたんじゃなくて、元々自分のことしか考えれない度量のないクソ男。
このストーリーは読者に何を伝えたいのかよく分からんし、なんでもかんでもハッピーエンドにすれば良いってもんじゃない!
クソみたいなストーリー。
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