尻切れトンボ

妾腹の子である玲二は大手企業の社長である父親に引き取られ、兄の聖人だけが玲二を家族として認めてくれたが、大人になり兄から突き放され｢裏切り者聖人｣確定。激おこﾌﾟﾝﾌﾟﾝ丸の玲二は実家を離れ怪しいｱﾙﾊﾞｲﾄしたり身体売ったりで自活。
ある日、兄の聖人が事故で他界したと連絡があり、大学生になっても反抗期真っ最中の玲二はﾂﾝｹﾝしながら実家に戻ると、なんとそこには死んだ筈の聖人がいた。
父親から、そこにいる彼は“聖人”ではなくデータ化した兄の記憶を植え付けたクローン体の“聖”という男で、その“聖”はこれから“聖人”として生きていく為、暫く“聖”の面倒をみろ！と無茶振りされた玲二。

勿論、イヤイヤします→父親ビクともせず→父親がダメなら聖本人にカマかけてみる｢兄に抱かれてたんだぜ｣的な→聖、男同士と兄弟を華麗にスルーで玲二抱く→玲二嘘と言えず折れる→その内、聖個人に心惹かれていく………
“聖”は“聖人”じゃない！“聖”として生きていくんだー！と、色々画策していく訳ですが、これからちゃぶ台ひっくり返すぜーオラーッ！っていう所からいきなり場面すっ飛んで後の祭りの静けさの中、二人…ラブ♡、、みたいな。

そもそもこの主人公は元々からゲイだったのか。。
バックボーンの説明ないから、フツーに考えれば商売相手は女性だと思うんだけど、初っ端から当然の様に商売相手が男性なんだよねー。
そこに違和感を感じる。

[独断評:1糞〜10最良]
①作画･ｺﾏ割･台詞→5
嫌いじゃないわ。
②設定･構想･構成→4
クローン持ち出して斬新かと思いきや王道に踏み止まった。起承転結の｢転｣の中盤〜｢結｣の中盤までが丸っと省かれております。この作者は起承転結という構造を理解できてないのではないか。
③構図･描写･演出→3
前菜、スープ、サラダが濃い目。メインの肉にかけたソースの香りがしたと思ったら、あらまぁデザート来ちゃった！あはって感じ。
④エロ→4
萌えはねぇよ。