偽りの宦官
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偽りの宦官

日野晶

健気攻め

ネタバレ
2018年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは健気攻めとほだされ受けの話だと思う。太監の分かりにくい愛情表現。嫌がる士良に傷付いていないわけではないだろう、それでも士良が好きで、士良の望むことを叶えてやろうとする太監が切ない…(泣)士良は士良でほだされるのが怖いと言いつつ、もうきっちりほだされてるよね?そんな二人のすれ違いとか誤解とか、確かにもっとじっくり愛が育つまで読めたら良かったのかもしれないけど、この長さでも私は十分楽しめたし、二人のこれからを妄想できるのでごちそうさまって感じです。太監はポーカーフェイスだけど、嫉妬したり、独占欲や征服欲を見せたり、きっと心の奥には士良への愛がしっかりあるんだろうな〜って分かって、甘くはないけど切なく胸がキュンとするストーリーでした。私は宦官シリーズの中でもこのお話が大好きなので、ぜひオススメしたい!!
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