このレビューはネタバレを含みます▼
自分の周りにはアルコール依存症の人が居ないので想像もつかない。
けれど父の知り合いで依存性の人がおり、その人は朝から日本酒を引っ掻けて畑仕事に出掛け、結局それが原因で倒れ脳梗塞になり
一言も喋れず、面会に行った父は「ああ、もうだめだな」と思ったそう。それからまもなくあっけなく亡くなり残された子供たちは大変だった、そこも父子家庭で複雑な家庭でしたが。
飲んで気分よくなる、それが度を超すとどれだけ誰かに迷惑を掛けて
いるのか、内容は想像つかない。ただ、どうして飲み始めたのか、と思えば、ストレスからの現実逃避かただ単に飲むのが好きなのか、
この本の中の父親も少なからずそれがあったんじゃないかなあと思います。よく客観的に描けたなあ、私なら無理です、どうかこの姉妹には幸せな未来がありますように。涙なしには読めないです。