見つめていたい
」のレビュー

見つめていたい

西田東

ピュア

2018年9月18日
「見つめていたい」、「オレがいるから」、「夢の果て」の三つの物語。「見つめていたい」は表紙のおっさんと付き合うことになったアルバイターが、どんどん本気になっていく話。とにかく切ない。こんな一途な男がいるのだろうか。「オレがいるから」は高校生が同級生を守ろうと奮闘する話。主人公がおバカで鈍感でかわいい。「夢の果て」 は外国が舞台の男娼とマネージャーのお話。ラストシーンに目頭が熱くなりました。西田さんの絵は上手くはないし(失礼)、雑に見えるのに、不思議と心を揺さぶられます。セリフだけでなく、人物の仕草や眼差しとかで見る者の想像力を掻き立てるのでしょうね。
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