冴えんオヤジのフリしやがって【電子版限定特典付き】
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冴えんオヤジのフリしやがって【電子版限定特典付き】

梶本潤

つらかった

ネタバレ
2018年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価真っ二つですが私はツボったので星増やしておきます
つらいことがありすぎて強がって傷を隠して素直になれない弱音吐けない系の主人公2人で、主に身体言語(えろ)で代弁しちゃってるので(作家なのに!)、気持ちがほどけて通じ合うカタルシスが少ないのが評価低い人の不満点かなー
遥の不器用さ、ピュアさ、健気さはじっくり描かれて「自分を不幸だと認めたくない、自分を孤独だと認めたくない、認めたら負けて折れてしまう」て心情に感情移入させといて、クライマックスの盛り上げがエッチシーンだけで終わるとか。
スパダリ感不足ってやつですかね。
おっさん側の過去やおばあちゃんとのエピソード、両親の事故死の真相とか、仕掛けはもっといろいろ用意されていたっぽいのに、全部描写しろという意味ではなく、生かせてなくて「もっとあっただろ!」と不満でたりしますが、
あとドクズの当て馬が超ドクズでそれはいいんですけど、実際には田舎で保身のために後輩を売ってクローゼットのバイでクズなりに執着があって自分を止められないDV男でそれがわかっちゃう遥は共依存気味、くらいまでいくと萌え要素にできる人もでてくるかも。
とか感想を並べてしまうくらいには面白かったです。
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