このレビューはネタバレを含みます▼
独特の画風と世界観が良くて出だしはすっごい勢いあって面白かったけど、中盤あたりからダラダラし始めて絵柄が全然変わってしまうし、最後は広げ過ぎた風呂敷を都合良く纏め上げて駆け足で回収された感がある。アニメはすごく傑作で続きが見たいと思えたけど、丁度良い所で終わらせてくれたのだと今は思う。原作にはツッコミ所が多くて結構難解。クナト海苔夫と海蘊は落合に身体を乗っ取られた時に首切られて床に転がったよね。なのに何で生きてるの?星白は「ガウナは人類の友人になりたがってるんじゃないかと思うの」とか谷風に言ってたけど、友好的な場面なんて一度もなかったよね。つか結局ガウナって何だったの?落合のあの《虫》が瀕死のつむぎの再生の役に立てるなら、外生検の田寛ヌミだって生き返えらせばよくない?とか解せないところがいっぱい。何よりユハタが男性化したのは納得がいかない。失恋したイザナ救済のつもりなんだろうけど、何でも有り過ぎでちょっと不愉快になる。そんな時はアニメをもう一度見返して気分を上げようと思う。マンガの評価には無関係だけど。