真珠とカナリヤ
」のレビュー

真珠とカナリヤ

雪代鞠絵/広乃香子

大正浪漫BL

ネタバレ
2018年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 明治か大正か昭和初期かはわかりませんが、浪漫感溢れる素敵なお話です。
大振袖、風鈴、鈴、西洋菓子、など心惹かれる小物が随所に散りばめられ、貴族や寒村から身売りさせられた主人公や財閥の御曹司などを引き立てます。
お約束の横恋慕するわがままで意地悪な令嬢も登場し、最後までハラハラドキドキと一気読み。
声を失った千冬の健気で切ない恋心が余すことなく描かれて、良い作品に出会えたと思いました。
挿絵があったら星5つだったなぁ。残念。表紙の世界観そのままのお話でした。
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