坂の上の魔法使い
」のレビュー

坂の上の魔法使い

明治カナ子

シリーズ続編😊

ネタバレ
2018年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一冊に纏まるのを待っていました😄

今作は、外伝ということで、ギルドの長エイベンの途絶えた記憶と、その使役の謎を紐解く形でストーリーが展開。甦る記憶と共に、解れていく現実問題(ラベルとの関係等)、そして叶えられる永年の夢。

それと共に描かれるリー様とラベルの主従、親子関係。
相変わらずの二人の会話が小気味良く面白い😄

そして、何より、あの幼かったラベルが立派に成長し、総督の任を全うする様。最終的に、リー様と長をも、手のひらの上で転がすようになっているラベルの成長が感慨深く、確かに継承する王家の目の力に、前作の数々のシーンが甦る…。更に、主と使役の関係性も素敵でした😊

描き下ろしの《使役の日常》が面白く《おまけの日常》での、リー様の行動に、ラベルへの愛情を感じた😄

正直BL要素のかけらもありません。
ですが、シリーズ通して、ファンタジーの読み物として秀逸で引き込まれる作品。更なるエピソードで、続編を希望したいところです😊
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